2015/06/23

やりすぎないレタッチ。

たまにネタにするビフォーアフター。意外と楽しみにしててくださる人が多いみたいで嬉しいですヽ(^。^)ノ

というわけで、今回もそのネタで。

ずいぶん前の記事「ホンモノっぽいウソ。」でも書きましたが、レタッチに気を遣う御三家は、今でもやっぱり人肌、食べ物、貴金属だと思います。

ただし、極端な加工はNG。

食べ物の場合、美味しそうに見せたいのは確かですが、そのために照りとか湯気とか、無いモノを入れるのは個人的にあまり好きではありません。

よほどの場合を除いて、やりすぎないレタッチを心がけています。

基本的には、オリジナル写真の素材感を大事にしつつ、明るさとカラーバランスを整える程度。

★Before

pasta1_before

☆After

pasta1_after

カラーバランスの最初の指標は、白であるべきところが、白になっているかどうか。

ただし、ひとくちに白といっても、白=真っ白とは限りません。

食べ物の場合は、〈青っぽい白〉より〈赤っぽい白〉の方が、しっくりくることもあります。

★Before

pasta3_before

☆After

pasta3_after

ごくたまに、白飛びしちゃった写真にうっすらと色を足すこともあります。

特に印刷物の場合は、〈真っ白=インクがまったく乗らない部分〉になるので、画面で見る以上の違和感が生じてしまったりするからです。

★Before

pasta5_before

☆After

pasta5_after

レタッチって、理想の色味を頭にイメージしてそれに近づけていく作業だと思うのですが、時々、ゴールが見えなくなることがあります。

人間の目には順応特性がありますから、同じ写真を見過ぎると、自分の目が勝手に色補正している・・なんてことがあるんですよね。

そういうときは、ちょっと引いて冷静に、数値(印刷物ならCMYKの値)を見るようにしています。

すると、「あれ、意外とシアンが多い」・・なんて気づくこともあるわけです。

でも未だに、改心の出来!と思えるレタッチは滅多にありません。

日々これ勉強ですねー。精進します☆

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