たまにネタにするビフォーアフター。意外と楽しみにしててくださる人が多いみたいで嬉しいですヽ(^。^)ノ
というわけで、今回もそのネタで。
ずいぶん前の記事「ホンモノっぽいウソ。」でも書きましたが、レタッチに気を遣う御三家は、今でもやっぱり人肌、食べ物、貴金属だと思います。
ただし、極端な加工はNG。
食べ物の場合、美味しそうに見せたいのは確かですが、そのために照りとか湯気とか、無いモノを入れるのは個人的にあまり好きではありません。
よほどの場合を除いて、やりすぎないレタッチを心がけています。
基本的には、オリジナル写真の素材感を大事にしつつ、明るさとカラーバランスを整える程度。
★Before
☆After
カラーバランスの最初の指標は、白であるべきところが、白になっているかどうか。
ただし、ひとくちに白といっても、白=真っ白とは限りません。
食べ物の場合は、〈青っぽい白〉より〈赤っぽい白〉の方が、しっくりくることもあります。
★Before
☆After
ごくたまに、白飛びしちゃった写真にうっすらと色を足すこともあります。
特に印刷物の場合は、〈真っ白=インクがまったく乗らない部分〉になるので、画面で見る以上の違和感が生じてしまったりするからです。
★Before
☆After
レタッチって、理想の色味を頭にイメージしてそれに近づけていく作業だと思うのですが、時々、ゴールが見えなくなることがあります。
人間の目には順応特性がありますから、同じ写真を見過ぎると、自分の目が勝手に色補正している・・なんてことがあるんですよね。
そういうときは、ちょっと引いて冷静に、数値(印刷物ならCMYKの値)を見るようにしています。
すると、「あれ、意外とシアンが多い」・・なんて気づくこともあるわけです。
でも未だに、改心の出来!と思えるレタッチは滅多にありません。
日々これ勉強ですねー。精進します☆
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