アシスタントくんによる、Win10のウンチク。
3日連続のアップです〜☆
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【アシスタントのつぶやき:第5回】
すぐに使いたいからって簡易設定を使うのは・・・ちょっと待って!
Windows 10 のインストールを開始すると、”すぐに使い始めることができます” という画面が表示されます。
そして右下の [簡単設定を使う] が目立つように表示され、マイクロソフトのオススメ設定であることが分かります。
このような「推奨される設定」は、様々なソフトのイントール時に目立つように提示されますが、PCに少しは詳しいと自称できる人なら99.9%、「控えめに提示されている別の選択肢」を探して、(ここで言えば [設定のカスタマイズ]) そちらを選ぶはずです。
何故なら、「推奨される設定」は「ソフト提供者(この場合はマイクロソフト)にとってメリットがある設定」になっているのが普通で、これは時に「ユーザーにとってメリットがある設定」ではないからです。
※「推奨される設定」にするとユーザーには必要のない余計なものがインストールされるアプリは山程あります。
設定のカスタマイズの内容
さて、[設定のカスタマイズ] を選択すると以下のように3画面に渡って設定画面が出てきます。
設定項目は12個すべてが「オン」になっており、何も変更しない場合は [簡単設定を使う]を選択した時と同じ設定になります。
各々の項目の意義がわからない場合は、正式な解説がマイクロソフト社の以下のリンクに詳しく載っておりますので、ご確認いただくと良いと思います。
→Windows 10 のサービスの基本設定を構成する
お忙しい方の為の要約
- 設定項目をすべて「オン」にすると、簡易設定を選んだ時と同様に、 PC上にある様々な情報を、ネット経由でマイクロソフトに随時バンバン送られます。
- しかし、全ての項目を「オフ」にしてもマイクロソフトへの情報送信を完全に止めることはできません。
とはいえこのブログはFUD(意味は検索してください)ではないので、以下を追記します。
- Windowsが情報を送信することは「使用許諾」に明記されており、これに同意したうえの利用となりますので、Windowsが勝手に情報を送信しているわけではありません。
- Windowsが送信する情報は個人的な情報を多大に含む可能性がありますが、個人を特定できるものではない「仕様」になっています。
- OSが様々な情報を送信する機能自体はWindows8、Android、iOS等にも搭載されています。単にWindows10では送信する情報の範囲がやたらと広いというだけです。
※それでも不安な方は「Windowsが利用する情報に関するマイクロソフトの声明」をご覧ください。説明に使われている言葉遣いの曖昧さにもっと不安になるかもしれませんが・・・
では推奨すべき設定は?
実は、万人にお勧めできる設定はありません。
ユーザー各自の利用環境や、各情報が送信されることのメリット・デメリットを勘案して各項目を設定すべきです。
また、先にも述べたとおり、この設定でコントロールできるのは送信される情報の一部です。
もっと詳細を知りたい場合は、[Windows10 プライバシー設定]等で検索しましょう。
実は「キー入力も送信される可能性がある」なんて言われたら、ちょっと調べてみたくなりませんか?
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