2016/09/26

Facebookはなぜ儲かるか?(フリーミアムではない例:広告モデル)

【アシスタントのつぶやき:第14回】

前回のフリーミアムの記事に対して「Facebookは全部無料なのに何で儲かるの?」という質問があったので、本日はそのことについて書いてみます。
(単に広告モデルの説明ですが、これが嫌いな人には読む意味があるかも)

Facebookの2016年1~3月の業績を見ると、売上の約97%が広告宣伝費です。

他にゲームの課金などの収益もありますが、現状ではFacebookの収入=広告宣伝費と言って良いでしょう。

ここで考えないといけないのは、広告宣伝収入は「広告を出したい企業」がいないと成り立たないということです。

逆に言えば、今のところFacebookには広告を出す価値が「ある」といえます。

何故Facebookに広告を出す意味があるのかというと、

  1. ユーザー数が多いから
  2. ユーザーにピンポイントで広告を出せる可能性が高いから

です。

ユーザー数が多いというのは非常に分かり易いと思います。

もう一つの「ユーザーにピンポイントで広告を出せる」ですが、具体的には、ユーザーの属性(性別/未婚・既婚/年齢層/住んでいる地域/趣味)に合わせた広告を出せるという事です。
(このように、ターゲットを絞って広告を出す手法を「コンテンツマッチ広告」等と言います)

では、Facebookは何故「コンテンツマッチ広告」を出せるのか?

これは皆さんがFacebookに「何を書いているのか」を考えれば判ると思います。

Facebookの投稿は基本的に皆さんの生活に関連することや興味があることしか書いていないので、それに合致した広告を出すのは簡単なのです。

しかし、Facebookも広告費依存の体質を改めないと会社の安定運営は出来ないので色々と手は打っています。
(広告費に依存すると、世界が不景気になっただけで会社が傾くので・・・)

その一例として「WhatsApp」というメッセンジャーアプリがあります。

要は海外版のLineですが、私の知人の欧米人はLineではなくWhatsAppを使っている人が圧倒的に多いです。
#Whatappは(今のところ)2年目から有料になるので、それなりの収益が得られます。

ところで、「コンテンツマッチ広告」を見て不安に思った方は多いと思います。

一体このサイトはどんな情報を元に広告を出してくるんだろう??

そして、この広告から逃れる手段はあるのだろうか?と。

・・・これについては、また後日。

Comment -コメント-