「父の画集、作ってます!」「その2」の続きです。
画集、ようやく完成しました!
高級感のある上製本(ハードカバー)仕様にすることも考えたのですが、あまり堅苦しくない、くるみ製本(無線綴じ)仕様にしました。
少しでも高級感と強度を持たせるため、「見返し」加工も施しました。
見返しとは
本の中身と表紙をつなぐために表紙の内側に貼る紙。中身を保護するほか,本の耐久力を保持する重要な役目をもつ。(日本印刷産業連合会/印刷用語集より)
緑の絵が多いので、見返しには若草色の色上質を使いました。
ブックカバーは、ヨゴレ防止と耐久性を高めるために、表面にマットPP加工を施し、そで(内側に折り込む部分)を折る箇所に筋押し(すじおし)した状態で納品してもらいました。
★筋押し(筋つけ、筋入れ)とは
板紙等の厚紙に折り筋を入れること。表紙、箱等の折って開いたり閉じたりする箇所にあらかじめ筋を入れて、開閉しやすくする。(製本のひきだし/製本用語集より)
いやはや、なんだかんだと結構時間がかかりました。
でも、装幀と版下制作のコストが節約できたので(なんせ自作ですから!)、その分、納得のいくものに仕上げることができました。
心配をかけてばかりの親不孝者でしたので・・今、わたくしににできる精一杯を注ぎ込んでみました。
Comment -コメント-