2024/08/30

先入観がまねいた大失態!

3年ほど前に制作したムンカー錯視の図柄をモチーフに、大きめのポスターを制作いたしました。

制作のポイントなどは、公式サイトの制作事例の方で詳しく載せておりますので、そちらに譲るとして・・

こちらではお恥ずかしい失敗談の方をセキララに披露しようと思います。。

ポスターの依頼を受けた際に、先方からのリクエストや使用目的は以下のような感じでした。

  • リーフレットの表紙を使用すること
  • 錯視の種明かしを配置すること
  • オープンキャンパスや附属校説明会などで使用

先に作ったリーフレットが高校生に向けたものだったこともあり、高校生をメインターゲットとした「親しみやすい」「わかりやすい」「ポップでキャッチーな路線」が良いのだろう、とすっかり思い込んでしまいました。

でもその先入観が大きな間違いだったのです!!

気張って3案も作ったというのに、どれも響かず。

それどころか、全体的にもっと「高級感」や「上品」という方向性でいきたい、と言われてしまったのです。(ご提案したものは、どれも真逆の方向性でした・・)

よくよく伺ってみると、ターゲットは高校生に加えてその保護者だったり、使用目的もオープンキャンパスだけではなく、学会で展示したり、心理学科の入り口に常設で展示して、「学びの質の良さ」をイメージできるものにしたい、ということでした。

これはもう完全にデザインの方向性を見誤っており、私の先入観が招いた大失態です。

もちろん、「そんなの聞いてないよ〜」ということもあるにはあるのですが、先入観がなければ、制作前にもっと突っ込んだヒアリングができたはずです。

いやはや、思い込みとはホントに恐ろしいものです。

再提案したものは一発OKをいただきました。よかったーー

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