ものすごーく久しぶりに、アシスタントくん執筆記事です!
今後のビジネスに結びつくであろう、という期待を込めて配布/交換される名刺なる「小さい紙ペラ」におけるデザインの重要性/方向性は、業種やその業種での立ち位置でかなり変わります。
今回は、名刺のデザインがさほど重要ではない例として、「西濃運輸」(敬称略)の名刺デザイン方針を考えてみましょう。
(注)こちらの会社を選んだ理由は、単に知己の縁で野球部を応援している・・というだけに過ぎません。また、実際の名刺は見たことが無いので、実は「とても凝った名刺」なのかもしれません。勝手な想像で話を進めます。ご了承ください。
ところで皆さんは、西濃運輸の「カンガルー宅配便」を利用されたことはありますか?
恐らく殆どの方は使ったことが無いと思います。
確か、「西濃運輸」は宅急便シェア2%かつコンビニ発送不可なので、特に不思議なことではありません。
その一方で、家具など大型商品の通販においては「西濃運輸」の配送にはそこそこ遭遇するのではないでしょうか。
実は「西濃運輸」は、路線トラックの草分けかつ企業間物流の最大手で、大型/特殊な荷物の配送が得意なのです。
さて、この特性から「西濃運輸」の名刺を考えるに・・
極めてシンプルで、名刺における必須要素〈社名/氏名/部署/役職/連絡先/時に営業時間?〉が並んでいれば十分だと思います。
強いて言えば「企業物流No.1」のようなスローガンは記載があるかもしれません。
デザイン的にはカンガルーのロゴは外せませんが、そこまで主張するサイズではないでしょう。
カンガルーは、子どもが荷物で親がそれを大切に守りつつも飛ぶように走る、というイメージに由来しているコーポレートアイデンティティに近い存在で(実際、カンガルーは捕食から逃げるため凄く早く走れます)商品名にもことごとく「カンガルー」が付いているので外せないでしょう。
・・・という訳で、(あくまでも想像ですが)、西濃運輸の名刺デザインは非常に堅実かつ地味なものになっていると思います。
社名や専門性が十分に有名かつ、信用も大事な業態なので、名刺に冒険は要らないということで、無料デザインツールで作っても遜色ない物が作れると思います。
つまり、既に知名度が高く適切にブランディングがなされている場合は、名刺に必要な情報は限られるので無料テンプレートで十分かと思われます。
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