苫小牧に移住してから、はや2年と3ヶ月。
最初の頃は、寂しくて人恋しくてたまらなかったのですが・・
今では、東京にいた頃とは比べものにならないくらい、ゆったりした穏やかな時間と、
ときどきハッとするような美しい風景に出会えることを、幸せに感じるようになりました。
(もちろん、豊かな馬時間もたまりません〜💕)
そんな中、偶然にも素敵なお知らせを目にしました。
今年の6月に開催される「SCARF展 ーたゆたう、ひらくー」。
胆振に縁のある50人のアーティストの表現がスカーフになるという企画で、参加アーティストを募集していたのです。

胆振(いぶり)とは、北海道の南部に位置する地域で、苫小牧市、室蘭市、登別市など4市7町で構成されています。太平洋と噴火湾に面した温暖で雪が少ないエリアです。
登別温泉や洞爺湖といった観光・温泉地、白老牛やホッキ貝などの食、さらに室蘭・苫小牧の工業地帯を擁し、交通の利便性も高い多機能な地域です。
この素敵な企画に参加したい!でも・・
ものすごく迷いました。
なぜなら、私はデザイナーであって、アーティストではないから。
デザイナーとアーティスト、何が違うの?
と思われるかもしれませんネ。
でも私の中では、アーティストは「陽の当たる場所にいる人」で、デザイナーは「黒子のような存在」という認識なのです。
自分の表現したいことを自由に形にできるのがアーティスト。
一方でデザイナーは、まずクライアントありき。
お客さまから求められるものを形にする役割なので、時には自分の存在を消さなければなりません。
なので恥ずかしながら、私には「自分自身の作品」と呼べるものはほとんどありません。
でも、主催者の方の「アートを日常の延長に」や「まだ見ぬ景色」という言葉にすごくワクワクしました。
「個性を出せるのがアーティストで、個性を出しちゃいけないのがデザイナー」と自分をがんじがらめにしていたのは、私の勝手な思い込みだったのかもしれない、とも思いました。
例えばデザイナーになるずっと前、学生時代に学んでいた「視覚・認知心理学」の視点だったり、移住してきてから魅了されたこの土地の空気感だったり、デジタル描画とは真逆の、undoのできない水彩画だったり。
私のこれまでの経験から、「今の私だからできるもの」を生み出せたら素敵だな・・なんて。
多分、以前の私だったら、恐れ多くて参加しようだなんて思わなかったと思います。
でも、移住してから、たくさんの人と出会い、新しいことにもチャレンジし、自分の限界を自分で決めるなんてもったいないなーと感じるようになりました。
なので思い切って、「いぶりに縁のある50名」の中に飛び込むことを決めました!

今はまだ、何がアウトプットできるか分からず不安の方が大きいですが、このワクワクした気持ちを大切に、楽しみながら模索できるといいな。。
わたくしの新しい挑戦を応援していただけたら嬉しいです!



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