最近、面白そうだなと思って手に取った本の一つがこちら↓
『いとしの印刷ボーイズ 業界あるある「トラブル祭り」』「印刷業界」の裏側をテーマにしたエッセイ漫画で、印刷業界にまつわる「あるある」を綴っています。(ほぼトラブルネタですが・・)
GetNavi webというサイトでも一部は読めるようなので、ご興味がある方はぜひ。(サイトでは「今日も下版はできません」というタイトルになっています)
わたくし、かつて印刷会社に勤めていたことがあるので、出てくる専門用語は98%くらい分かりました。
ただ、見につまされるような話が大半で、笑えるというより胸が苦しくなるエピソードばかり・・笑
ただ1つだけ、全く知らなくて「へぇーそうなんだ!」と思ったお話がありました。
それは最終校のチェックの仕方。
印刷に回す前の最後の工程として、修正箇所が確実に反映されているかどうかのチェックが重要ですが、その方法としては「突き合わせ(付け合わせ)」「めくり合わせ(あおり)」と呼ばれる手法が一般的です。(人手があれば「読み合わせ校正」という方法も取れます。)
が、この本ではさらに、奥義として「交差法(平行法)」が紹介されていました。
交差法って・・もしかしてあの、画像の立体視で行う、あの交差法??
まさにそうでした。
修正前と修正後の校正紙を左右に並べて交差法で見ると、両者の差異が浮き出て見えるのだとか!
校正のお仕事には携わったことがなかったので、これは初耳!目から鱗でした。
これを応用して、「間違い探し」も簡単にできるそうです。
調べてみたら、「間違い探しを一瞬で解く」裏技として交差法や平行法を使うのはよく知られている方法みたいですね。
というわけで、お遊びで「間違い探し」の画像を作ってみました。全部で10箇所あります!
交差法(または平行法)で見ると、違っている箇所がチカチカってなるので、すぐわかりますよ〜
「間違い探し」の答えは次回に!
同シリーズはあと2冊出版されているようなので、こちらも近々読んでみようと思います!
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