2023/09/02

「あるべきもの」と「あるはずのないもの」。最終校のチェックで大事なこと。

前回に引き続き、最終校正のお話。

※前回の「間違い探し」の回答は、この記事の最後に掲載しています。

最終校の確認は、修正箇所が直っているかどうかだけでなく、あるべきものが無くなっていないか」「あるはずのないものが出現していないかのチェックもとても重要です。

制作作業の過程では、作業の途中で、部分的に非表示にしたりすることも多いのですが、うっかりそのままになっていることって結構多いのです!

あと、何かのはずみでペーストしてしまって、要らないものが貼り付いてしまうこともあリます。

そこで、わたくしが必ずやるのは画面上で行う「疑似あおり校正」。

出力紙を重ねてパタパタするがごとく、画面上で差異がないかあぶり出します。

やり方は簡単で、修正前と修正後のPDFファイルを開いて、倍率を合わせ、ショートカットキーを連打!

ページを繋げて連番にし、「Page Up」「Page Down」キーを交互に押したり・・

Acrobatなら、タブで開いておいて「Ctrl」+「Tab」(Macなら「Control」+「Tab」)でタブ切り替えの連打!

まれに、文字をアウトライン化した時に、テキストエリアがずれたり、アピアランスが崩れたり・・なんて恐ろしいことも起きたりすることもあるので、アウトライン化の前後でも同様のチェックをします。

この工程で致命的な間違いを発見して、何度冷や汗をかいたことか・・。

最終チェック、ものすごーく大事です。


さて、最後に前回の答え合わせを。

10箇所、わかりましたか〜?

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