突然ですが「ムンカー錯視」ってご存知ですか?
ご存知ない方は、試しに画像検索してみてください。
不思議な画像がいろいろと出てくると思います。
(見すぎると気持ち悪くかもしれませんので、チラ見でいいですよ!)
錯視とは、「目の錯覚」のこと。
実際とは違って見えてしまう不思議な現象のことを言います。
世の中にはいろんな錯視がありますが、ムンカー錯視もその一つ。
周囲の色に影響されて、本来とは違う色に見えてしまうというもの。
例えば↓こんな感じ。
上下左右で花柄が違う色に見えませんか?
でも本当はすべて↓同じ色なのです。(薄いピンク)
背景色と縞色の組み合わせを変えるだけで、違って見えちゃうんですね。
こんなふうに、どうがんばっても脳が騙されちゃうのが錯視。
で、なぜこんな話をしたかと申しますと・・
このたび、「ムンカー錯視の仕組みを使ってデザインしてほしい」という珍しいご依頼があったから!
大学の学科紹介用リーフレットなのですが、
「こういう疑問を解決するのも研究分野の一つですよ!」
というのを、表紙で端的に示したい、とリクエストいただいたのです。
表紙で訴えかけるにはインパクトも大事だと思うのですが、
インパクトがある錯視図形って、気持ち悪い(長く見ていられない)ものが多いんですよね・・
実際わたくしも、制作過程では、何度も目眩がしました(笑)。
なんとかして、あまり気持ち悪くなくて、
むしろずっと見ていたくなるようなムンカー錯視を作れないものだろうか・・
試行錯誤を重ねた結果、このような形になりました。
さらに、とても嬉しいことに、ご提案した案が2つとも採用になったので、花柄じゃない、別のパターンもあるんです。
そちらはまだお披露目するところまで至っていませんが、「可愛い」と高評価をいただいているみたいで・・♪
印刷物になる日が楽しみです〜。
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