2021/07/22

ムンカー錯視で、脳がだまされる快感?!

突然ですが「ムンカー錯視」ってご存知ですか?

ご存知ない方は、試しに画像検索してみてください。

不思議な画像がいろいろと出てくると思います。

(見すぎると気持ち悪くかもしれませんので、チラ見でいいですよ!)

 

錯視とは、「目の錯覚」のこと。

実際とは違って見えてしまう不思議な現象のことを言います。

世の中にはいろんな錯視がありますが、ムンカー錯視もその一つ。

周囲の色に影響されて、本来とは違う色に見えてしまうというもの。

 

例えば↓こんな感じ。

上下左右で花柄が違う色に見えませんか?

ムンカー錯視:上下左右で花柄が違う色に見えませんか?

 

でも本当はすべて↓同じ色なのです。(薄いピンク)

背景色と縞色の組み合わせを変えるだけで、違って見えちゃうんですね。

こんなふうに、どうがんばっても脳が騙されちゃうのが錯視。

 

で、なぜこんな話をしたかと申しますと・・

このたび、「ムンカー錯視の仕組みを使ってデザインしてほしい」という珍しいご依頼があったから!

 

大学の学科紹介用リーフレットなのですが、

「こういう疑問を解決するのも研究分野の一つですよ!」

というのを、表紙で端的に示したい、とリクエストいただいたのです。

ムンカー錯視を利用したリーフレット

表紙で訴えかけるにはインパクトも大事だと思うのですが、

インパクトがある錯視図形って、気持ち悪い(長く見ていられない)ものが多いんですよね・・

実際わたくしも、制作過程では、何度も目眩がしました(笑)。

 

なんとかして、あまり気持ち悪くなくて、

むしろずっと見ていたくなるようなムンカー錯視を作れないものだろうか・・

試行錯誤を重ねた結果、このような形になりました。

ムンカー錯視を利用したリーフレット
ムンカー錯視を利用したリーフレット

さらに、とても嬉しいことに、ご提案した案が2つとも採用になったので、花柄じゃない、別のパターンもあるんです。

そちらはまだお披露目するところまで至っていませんが、「可愛い」と高評価をいただいているみたいで・・♪

印刷物になる日が楽しみです〜。

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