
先日、チェロ独奏リサイタルのフライヤーデザインをご依頼いただきました。
昨年に引き続いての同シリーズ第2弾。
ですので、続きものとわかるデザインにしたい、とのリクエストでした。
前回はバッハと奏者のダブルキャストのような雰囲気を出すべく、バッハの肖像画と対峙するようなデザインにいたしましたが、今回は奏者の方からのリクエストで、パッと見はバッハと分からないようにしたい、とのこと。
黒い背景だと思って、よく見たらバッハがいた!という驚きを忍ばせたいのだとか!(笑)
そこで、バッハの肖像画をめいっぱい拡大して背景に配置し、背景に溶け込ませる・・という処理を施しました。

どうでしょう?背景をよーく見るとバッハと目が合いませんか・・?
ところで、このように背景に溶け込ませる感じをどう実現するか・・でちょっと悩みました。
単に不透明度を下げるだけですと、少なからず色が入ってしまいますし、ぼんやりした印象にもなってしまいます。
そこで今回は、コントラストを調整したのちに、レイヤーのブレンド(描画)モードを「輝度」にした上で不透明度を調整して合成してみました。
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