2024/02/17

背景に潜んでいるのは・・

先日、チェロ独奏リサイタルのフライヤーデザインをご依頼いただきました。

昨年に引き続いての同シリーズ第2弾。

ですので、続きものとわかるデザインにしたい、とのリクエストでした。

前回はバッハと奏者のダブルキャストのような雰囲気を出すべく、バッハの肖像画と対峙するようなデザインにいたしましたが、今回は奏者の方からのリクエストで、パッと見はバッハと分からないようにしたい、とのこと。

黒い背景だと思って、よく見たらバッハがいた!という驚きを忍ばせたいのだとか!(笑)

そこで、バッハの肖像画をめいっぱい拡大して背景に配置し、背景に溶け込ませる・・という処理を施しました。

どうでしょう?背景をよーく見るとバッハと目が合いませんか・・?


ところで、このように背景に溶け込ませる感じをどう実現するか・・でちょっと悩みました。

単に不透明度を下げるだけですと、少なからず色が入ってしまいますし、ぼんやりした印象にもなってしまいます。

そこで今回は、コントラストを調整したのちに、レイヤーのブレンド(描画)モードを「輝度」にした上で不透明度を調整して合成してみました。

Comment -コメント-