モノクロ(グレースケール)に見えるけど、実はモノクロじゃ無い(CYMKの掛け合わせによるグレー)なんてことがあります。
見た目じゃ分からないから、厄介。
例えば墨(ブラック)1色の印刷の時に、墨版以外にも色が乗ってたら・・
とんでもない仕上がりになってしまいます。
「なんちゃってモノクロ」かどうかを確かめるためには・・。
Photoshopなら、[ウィンドウ]メニューの中の「チャンネル」パレットを参照します。
「ブラック」以外のチャンネルが真っ白ならOK。
(ブラックの目を消してみて、真っ白になるなら大丈夫。)
※もちろんチャンネルが「グレー」のみなら問題無し!
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Illustratorなら、[ウィンドウ]メニューの中の「分版プレビュー」を使うと、チェックできます。
ブラックの目を消してみて、何も表示されなければOK。
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PDFファイルの場合は、Acrobatを使って、[表示]→[ツール]→[印刷工程]の中の「出力プレビュー」でチェックできます。
ブラック以外の版が0%ならOK。
(プロセスブラックのチェックをはずして、何も表示されなければ大丈夫)
もしも他の版にも色が乗ってる場合は、Acrobat上でグレースケールに変換することができます。
やり方はいろいろありますが、[表示]→[ツール]→[印刷工程]の中の「プリフライト」で「グレースケールに変換」するのが一番簡単かな。
「解析してフィックスアップ」をクリックして・・
緑のチェックマークが出れば、グレースケール変換が成功したってことです。
でもたまに・・変換エラーになってしまうことがあります。
そういうときは、「PDFの最適化」を行ってからプリフライトをかけるとうまく行く可能性があります☆
※[別名で保存]で「最適化されたPDF…」保存でOK!
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「なんちゃってモノクロ」のチェックだけでなく、画面上で検版ができる便利な方法なので、印刷データの入稿前にはやっておくことをオススメします♪
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