
印刷物のお仕事のときは、制作途中で何度もプリントアウトして確認します。
この一手間がとても大事。
パソコンのモニター上では大丈夫そうに思えても、実際にプリンターで出力して見てみると、文字が大きすぎたり(あるいは小さすぎたり)、文字間や余白のバランスがイマイチだったり。
モニタで見ていたときには気づかなかった詰めの甘い箇所が、ポロポロと露見していきます。
出力紙に自分で赤字を入れて、それを元に修正し・・
それを何度も繰り返します。
ここで大事なのは、必ず「原寸」で出力するということ。
実際に、その印刷物を手に取る人や、使われているシーンを想像して、変な違和感が無いかチェックします。
最近はポスターのような大きなものを作る機会は減りましたが、大きなものであっても、なるべく「原寸」で確認します。
1枚で出力するのが難しければ、何枚かに分けて出力して繋ぎ合わせます。
そして確認するときの距離の目安は「対角線」。
「印刷物の対角線の長さと、同じ分の距離から確認すると良いよ」
と、駆け出しの頃、先輩に教わりました。

先輩や上司が入れてくれた大量の修正指示で真っ赤になった出力紙・・懐かしいな。
今は赤を入れてくれる先輩も上司もいないので、自分でガンガンダメ出しをしております。
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