先月の記事で、「報酬未払い」のトラブルに見舞われたけど泣き寝入りしないために行動を起こす、という宣言をいたしました。
本日はその経過報告です。
わたくしには悲しいかな、弁護士さんの知り合いはおりませんし、青色申告会などの類にも入っておりませんので、無料で弁護士さんに法律相談ができ、かつ、なるはやで利用できるサービスを2つ利用しました。
その2つとは「フリーランス・トラブル110番」と「行政サービス」です。
フリーランス・トラブル110番(オンライン相談)
フリーランス・トラブル110番とは・・
第二東京弁護士会がフリーランスに関する関係省庁(内閣官房・公正取引委員会・厚生労働省・中小企業庁)と連携して運営。契約・お仕事上のトラブルにお悩みの方へ、相談から解決まで、弁護士がワンストップでサポートします!
「フリーランス・トラブル110番」より
メールフォームから相談内容を送信すると、2~3営業日以内に返信がきます。(電話でも相談できるようです)
返信内容からさらに掘り下げて聞きたいことがあれば、そのメールに返信するという形で、何度でも相談を受けることができます。
行政サービス(対面相談)
わたくしの住んでいる街では「区民相談室」というのがあって、無料で相談員さんに相談できるサービスがあります。(他の自治体でも似たようなサービスはあると思います)
すみだ区民相談室では、区内在住・在勤・在学の方を対象に、皆さんが日常抱える問題や悩みごとなどに対して、相談員が面談等により問題解決のアドバイスをしています。 相談は無料で行いますので、お気軽にご利用ください。
「すみだ区民相談室」より
相談員さんの中には弁護士さんもいて、法律相談を受けることができます。(事前予約制、30分間)
30分という時間はとても短いので、要領よく話せるよう、事前に相談内容をまとめておきました。
弁護士さんによって、オススメの解決策が違う!
報酬未払いといっても、ものすごく高額というわけではないので(わたくしにとっては大金ですが!)、弁護士費用をお支払いすると費用倒れになってしまいます。ですので、自力でできる解決法について相談しました。
が、しかし!
それぞれの弁護士さんでオススメの手段が異なり、さらに悩む羽目になりました・・。
弁護士さんに頼らず自力でできる法的手段として、「少額訴訟」「民事調停」「支払督促」が代表的だと思いますが、前者の弁護士さんからは「少額訴訟」を、後者の弁護士さんからは「民事調停」を勧められました。(今回のケースでは、支払督促はどちらからも勧められませんでした)
はじめからセカンドオピニオンを受けようと思っていた訳ではなく、一刻も早く相談したいという気持ちからほぼ同時に申し込んだのですが、結果としてセカンドオピニオンのような形になりました。
それにしても、こんなに意見が分かれるとは。それぞれに一長一短があるんですねぇ。。
早めの入会が吉!「フリーランス協会」の一般会員
ちなみに、もっと早く知っていれば良かった!と後悔したのが「フリーランス協会」。
個人事業主や一人社長、副業・複業人材向けのお得な福利厚生・保険・所得補償制度を提供。フリーランス&複業デビューや高額案件受注のための情報提供、コミュニティ形成、政策提言、キャリアセミナー開催など。
「フリーランス協会」より
年会費1万円の一般会員で入会すれば、賠償責任保険が自動付帯され、フリーランスにありがちなリスクをカバーできるというサービス。
そしてなんと、報酬トラブル時の弁護士費用を補償してくれる報酬トラブル弁護士費用保険「フリーガル」も自動付帯なのです!!(1事故70万円)
ただし、一般会員として承認されてから60日以内の契約トラブルは保証対象外!
つまり、トラブルに巻き込まれてから慌てて入会してもダメなんです。
フリーランスの皆さん、まだ入会していない方は検討の余地ありですよ!
セカンドオピニオンのススメ
1箇所で相談してみて、腑に落ちればそれに越したことはありませんが、何か引っ掛かることがあれば2箇所以上で相談するのがよいかな、と思いました。(結論が違うと、それはそれで、また悩みの種なわけですが・・)
弁護士さんに相談したあと、どの手段を講じるかは自分の決断。
また経過報告しますね!
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