
最初の移住先
さて。オットの突然の声明により、できるだけ速やかに「東京を脱出し、移住すること」が我が家の決定事項になりました。
問題はその移住先ですが、脱出宣言をした時点でそこもオットはリサーチ済みで、ひとまずの移住先は北海道の「苫小牧」に決定。
ひとまずの、と銘打ったのには理由がありまして、数年後には別の場所に移住する可能性があるからです。
なんせ未知の場所ですから、住んでみないとわからない。
住みづらさを感じたり、他にもっと住んでみたいところが見つかったら、また移ればよいだけのこと。
持ち家を手放して帰る場所を失う(=退路を断つ)のは不安でたまりませんが、その代わりに、住む場所を選ぶ自由と柔軟性を手に入れられるのだと考えると少し気が楽になりました。
苫小牧を選んだわけ
ところで、わたくしがかつて旅行で苫小牧を訪れた時は、あまりお天気に恵まれず、海霧も酷く(そういうシーズンだったと後で知りましたが)、工業地帯なので観光地という感じでもなく、北海道と聞いてイメージしていた感じとかなり違うなーという印象でした。なので、移住先が「苫小牧」だと聞いたときは、いまいちピンときませんでした。
ではオットが苫小牧を移住先に選んだ理由は何だったのか・・。
主な理由は次のとおりです:
やっぱり一度は住んでみたい!憧れの地、北海道!
北海道に移住する、と告げると、ほぼ言われる言葉が「いいなー!羨ましい!」でした。
そう、やっぱり一度は住んでみたいと思う憧れの地。
実際、何度か北海道へ旅行に行きましたが、空気が美味しくて食べ物も美味しい。広々とした大地に、のんびりとした雰囲気がとても魅力的でした。
ちなみに他に言われた言葉としては「沖縄じゃないのは何故?」「もっと温暖な地域がよいのでは?」「東京に近いところ(例えば長野とか)もいいんじゃないの?」などなど・・。
そう、日本各地に魅力的な移住先はたくさんあるのです!
でも、やった後悔よりやらなかった後悔はしたくない。どうせ移住するなら、まずは思い切って振り切ってみたい。
とはいえ、農業をしたいとか牧場で馬を飼いたいとか、絵に描いたような北海道ライフを送りたいわけではない我ら。(なんせ移住の1番の理由が、住みづらい東京を脱出することなので)
振り切ってみたいと言いつつも、これまで便利な東京暮らしを謳歌してきたモヤシっこが、いきなり大自然に放り出されてちゃんと生きていける気がしません。
苫小牧は北海道第4の都市であり、大概のチェーン店は揃っているので、「店に辿り着けさえすれば」東京にいる時よりもむしろ便利に過ごせそうだと判断しました。
積雪が比較的少ない太平洋側
雪国に住んだ経験のない人間ですから、雪国での生活というものがどういうものなのか、まったく想像できません。
そんな状態でいきなり豪雪地に住むのは無謀というもの。
調べてみると、北海道の中でも積雪量が比較的少ないエリアがあることがわかりました。その一つが苫小牧だったのです。
札幌へのアクセスの容易さ
苫小牧から札幌へは、電車でも車でも1時間くらいで行けるらしいです。
札幌は北海道随一の大都市なので、すぐ行くことのできる圏内に住むのは安心材料の一つとなりました。
遠方への移動手段の豊富さ
出不精の我らですが、実は旅行するのは好きなほうです。ワンコを飼う前は毎年のように海外旅行へ行っていたほど。
でも新幹線の発着駅や空港との往復が意外と大変で、その移動だけで疲弊してしまっていたのも事実。
苫小牧駅はJRの特急列車の停車駅でもありますので、電車の旅に出るのも容易に思えます。
また苫小牧は新千歳空港にわりと近いので、飛行機での移動が(東京にいるときより)楽な気がしました。
さらに苫小牧港からは日本各地へのフェリーも多く出航しているので、船旅も楽しめそうです。実は以前に苫小牧へ旅行した際、まさにフェリーに乗って移動したのですが、時間をかけてゆっくりを旅をしている感じがとても気に入ったことも決め手でした。
苫小牧に実際に住み始めてみると、想定していた以上に住みやすく魅力的な環境であることがわかったのですが、その話はまた別に機会にでも。(例えば、近隣の温泉地へのアクセスがよく行きやすい、とか、公式キャラクターのとまチョップが可愛すぎるとか。笑)
なにはともあれ、こんな感じで最初の移住先は決まったのでした。
この続きはまたいずれ!
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