東京(墨田区)から北海道(苫小牧市)へ移住して、あっというまに3ヶ月余りが過ぎました。
だいぶ生活も落ち着いてきましたので、忘れないうちに、移住の話でもつらつら書いていこうかな、と思います。
「今でしょ」は突然に
脱・東京の妄想。
以前にも少し書きましたが、移住すること自体は、前々から妄想しておりました。
お客さまは全国各地にいらっしゃり、直接お会いしなくてもお仕事はできている・・ということは、わたくしたちが東京にいる意味って、実はあまり無いのでは? どこにいてもお仕事はできるのでは? という感じで。
東京に住んでいれば確かにとても便利なのですが、その便利さを活かしきれていない気もしておりました。
東京には、見るところ、食べるところ、遊ぶところ・・山のようにありますが、元々出不精なわたくしたちの生活様式的には、その恩恵をあまり享受できていないのも事実。
住み始めた頃は下町感あふれる風情やご近所さん同士の人情が居心地良かったのですが、年月を経るごとに、古い家は壊され、昔ながらのお店も無くなり、一方で新しい家が密集するようになり、周辺の風景はどんどん変わっていってしまいました。
東京の地価は右肩上がりで、駅前にはタワマンの建設も始まり、今後はきっと街並みも住む人もさらに変わっていき・・庶民のわたくしたちにはますます住みづらくなっていくと思われます。
ならば、家を売って地方に移住してもいいのでは、という帰結に至ったのです。そこで、数年前から移住先の候補地をいくつか考え、実際に訪れてみたりしておりました。
ですが、ここ!という決め手に欠くため、正直なところ、わたくし的には移住はもう少し先かな?と思っておりました。
親兄弟と離れることにもなるので、踏ん切りがつかずにいたのも事実・・。
ところがです。
突然の東京脱出宣言!
ある晩、オットが神妙な面持ちでこう切り出しました。
「東京から離れようと思う、というか、もう行くって決めた。」
へ?
ちょっと、ちょっと、待って?
オットの突飛な言動には慣れっこですが、あまりの突然の脱出宣言に、さすがのわたくしも動揺しました。
オットは人混みが苦手、そして暑いのも苦手。年々人口が増加していく東京にも、沸騰化する東京の夏にももはや耐え難く、一刻も早く東京を脱出したい、というのです。
そして、彼なりに意を決して脱出を宣言したからには、すでに入念な下調べを終えた上での決断に違いない。(なんせ、石橋を叩いて叩いて叩き割るくらいの性格なので。)
もちろん、移住は「いつか」したい。
そして「いつか」を叶えるためには、動かないといけないのです。
ならばそれは、気力と体力がある「今」なのかも。
さらに、オットには昔から動物的な勘が働くところがありまして。これまでも数々の災難をタッチの差で回避してきた実績があります。
その彼が「今こそ脱出」と言っているからには、その動物的勘に従うのがベター。タイミングはまさに今なのかもしれません。
住み慣れた場所を離れて、未知の場所へ行く。
オットの突然の脱出宣言には動揺しましたが、同時に、どうしようもなくワクワクしたのも本当。
時間差で引っ越し、という苦渋の決断
そんなわけで、ある夜突然、移住することが決定したのです。
でもねー。やはり、どう考えても急すぎる。
どこにいてもお仕事はできるはず・・という想定でしたけど、その時期たまたま東京にいないといけないお仕事(撮影のコーディネートなど)がガッツリ入っちゃっておりました。その他にも例の未払いの件で、すわ裁判かというゴタゴタの真っ只中だったりで、どう考えてもすぐに引っ越すのは無理!!
そこで仕方なく、時間差で引越しすることになるのですが・・。
この話は、またいずれ!
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