2017/03/21

「オレのボス ヤフーでググれと 無理を言う」が奥深い!

アシスタントくん、連載の予感だったんですが・・
まさかの脱線記事でございます(笑)

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【アシスタントのつぶやき:第19回】

『オレのボス ヤフーでググれと 無理を言う』

この川柳は、今年のサラリーマン川柳(第一生命が毎年募集)の入選作の中で、突出して面白かった。

どう面白いのか、以下、解釈の違いをグループ分けして説明しよう。

【グループ1】
この川柳のどこが面白いのか分からない:不可(評価対象外)

年配者と話してみれば分かるのだが、「ヤフーって何?」とか「ググれってどういうこと?」という人は結構多いのである。

【グループ2】
ヤフーでググるとかアホな上司で笑える:可(一般人)

この川柳の作者はこの解釈で書いていると推察される。

同様の解釈をして「自分はITに詳しい」と思っている人はちょっと残念。

そういう人に限って、下に記述する知識で混ぜ返されるだけでムッとしがち。
(自己評価が妙に高い人間を刺激したために面倒なことになる典型例)

【グループ3】
Yahooの検索エンジンってGoogleと同じものだから意味は合ってるけどね:良(ITに詳しい人)

検索エンジンのアーキテクチャに注目するとこの答えにならざるを得ない。
まあ、技術者としては普通なのですが、人に面と向かって言うってのははばかられる。

【グループ4】
この川柳のどこが面白いのか分からない:優(ITエンジニア)

なぜならネット上ではだいぶ前からあったギャグだし、英語では普通に「ヤフーでググる」って表現するからです。

実際Google(会社)は”Google”という動詞が「情報検索をすること」という言う意味で一般動詞化してるのを懸念して、「”Google”以外で検索することを”Google”って言うのは誤用なので避けてほしい」と声明を出しているくらいですから・・・

さて、では私自身の評価はというと(自己評価はあてにならないですが・・・)、

ここまで列挙したすべての解釈を瞬時に思いつき、その挙句、「選者は全部分かった上で色々な層が楽しめる川柳を敢えて選んだ物凄い切れ者かも」と思った単なる陰謀論者です。

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