今回は、アシスタントくん執筆記事です。しかも久々にシリーズ化の予定?!
まず最初は「家計簿について」・・って、まさかこんなネタが出て来るとは。
家計簿、付けてますか?
わたくしは、もちろん付けてますよ。といっても未だアナログで、「おこづかい帳」の延長みたいなものですけどね。。
シシデザインが個人事業主(所謂フリーランス*1)として13週年を迎えたのを期に、「フリーランスの事業継続」に関して思うところを何回かに分けて書きます。
*1
ここでは「フリーランス」を小規模企業白書2019に従い
特定の組織に属さず/従業員を雇用せず/店舗を持たず/技術・技能の提供を業とする者
と定義します(中小企業庁編 小規模事業白書2019 75P)
まず、どんな業態であれ「収入」>「支出」である限り事業は継続し得ます。*2
*2
「継続し得る」と敢えて書いたのは、諸事情で黒字でも廃業する事業者が世には沢山居るからです。
ここで大事なことは、
フリーランスの「収入・支出」は「事業部分・生活部分」に区分出来ることです。
「事業部分」の毎月の「収入・支出」は青色申告をしている場合、容易に掌握出来ますが、「生活部分」の毎月の「収入・支出」は能動的に家計簿をつけないと掌握できません。
家計簿をつけなくても各時点の(現預金の)収支「預金残高」で全体の収支を大凡掌握できるので家計簿をつけない人も多いと思いますが(実際、毎月家計簿をつけている家庭は25%程度)、
これは一般企業で言えば「一部事業の収支と現預金残高を見て経営をしている」のと同じ状況で、有り体に言えば杜撰な経営です。
業態に関係なく事業においては、
- 「収入」は、事業者が調整することが難しい(減らすのは割と簡単)
- 「支出」は、事業者の裁量が効きやすい
そのため、「支出」を把握した上で、適切に調整することが事業継続には重要です。
ここまで言えば背景説明は十分だと思うので、以下は細論と論拠を割愛して結果のみを述べますが
フリーランスが家計簿をつけて全体の支出動向を掌握すると、
- 事業の状況を生活費込みで包括的に掌握でき、経営効率が高まる
(副次的に自営特有の不安感が解消されうる) - 「自分へのご褒美」の根拠が明確になる
- 計画的な貯蓄を達成できる確率が飛躍的に高まる
というメリットがあります。
「家計簿をつけるだけでそんなことになるかなぁ?」
という疑問はあると思うのですが、
これは「レコーディングダイエット」と同様のことで、
「掌握する」という行為は、無自覚的であれその原因分析に繋がるので、結果的に「掌握する」だけで効果的な事業効率に繋がります。
家計簿をつけていないフリーランスの方は、騙されたと思って家計簿をつけてみることをオススメします。
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