2022/07/23

フリーランスの管理会計:管理会計っていつ使うの?

フリーランスの管理会計その1:管理会計って、いつ使うの?

今回は、アシスタントくん執筆記事です!


まず、一般的な会計である「財務会計」は、
税務署への申告など、ある時点での事業状況を誰かに報告する「他者の為の会計」です。

これに対し、「管理会計」は、
過去の財務状況を分析して今後の行動方針を決める際に使える「自分の為の会計」です。

つまり「現状に満足している限り」において「管理会計」は必要無いとも言えますが、
「現状に満足できない部分がある」なら有益なツールとなり得ます。

具体例を挙げると

  • 各事業の収支バランスを確認/調整したい
  • 不採算部門の処遇(廃止/縮小/存続)に悩んでいる
  • 新規事業参入に迷っている

など「複数の事業に関する意思決定」に際して役に立つ可能性が高いです。

ここで注意したいのは、「複数の事業」とは「登記上の事業目的」等とは違い、自分にとって望ましいレベルの細分化を行った場合の「複数」だということです。

例えばシシデザインで管理会計を行う場合、
事業を「紙媒体デザイン」「Webデザイン」「物販」の3つに区分するのが一般的だと思いますが、

「紙媒体デザイン」を更に「カード」「チラシ/ポスター」「冊子」「ロゴ」等に区分しても構いませんし、事業規模が小さい「物販」を「その他」扱いしても構いません。

逆に「特に不満が無い」として財務会計をざっと見て終わりという判断もあり得ます。

(続く…)

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