最近、紙(印刷物)のお仕事が増えています。
世の中、ペーパーレス化にシフトしているようで、まだまだ紙媒体は健在ですね。
以前の記事で、「紙の醍醐味は文字組が調整できること」というような記事を書きました。(最近はWebでもある程度はできるようになってきましたけどね・・)
文字組と言ってもいろいろですが、本日はカーニング(文字詰め)について少しおさらいしようと思います。
カーニングとは、文字と文字の間のアキ量を調整する技法のことです。
見やすく読みやすいデザインにするには、カーニングは必須です。
カーニングには大きく分けて3通りあります。
等幅
原稿用紙のマス目のようなグリッド線を引いてみるとわかりやすいですが、カーニングを何も行なっていない状態が「等幅」。つまり1文字が1マスに収まるように並んでいる状態です。
名簿やコード表記など、文字の上下を揃えたいときなどに使用します。
オプティカル(自動調整)
手軽にできるカーニングといえば「オプティカル」。最適な文字間隔をアプリケーション側で自動的に行なってくれます。
フォントデータに字詰情報がない場合などに有効です。
メトリクス
「メトリクス」は、フォント自体が文字詰め情報を持っている場合に有効です。
どれを使うのが正解というものではなく、文字を使う場所(見出しなのか本文なのか)、内容、使用するフォントに応じて使い分けていけばOK、とわたくしは考えます。
そして、最終的な調整は、やはり手動で・・。
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